霞が関 人事異動

さすがに今回の霞が関の人事異動には強い違和感を覚えます。

今回異動する財務省の佐川理財局長、内閣府の藤原審議官、文部科学省の義本総括審議官は、いずれも現在問題となっている森友、加計学園問題のキーパーソンです。この異動によって、今後彼らがこの問題で国会答弁に立つことはできなくなります。

確かに定期異動の時期ですが、政府は成立させたい法案などがあるときは、平気で人事を凍結します。行政の継続性を考えれば当たり前のことだと思います。

例に出すのは申し訳ないですが、マイナンバー担当の内閣府向井審議官などは、7年間も今の仕事を続けています(本来なら財務省に戻って事務次官になってもおかしくない年次です)。

これだけ国民から注目されている懸案事項がある際に、平気で異動を命じる(しかもいずれも栄転)のでは、さすがに「疑惑隠し」と思われても仕方のない人事です。