第70回「国会エネルギー調査会(準備会)」に出席しました

第70回「国会エネルギー調査会(準備会)」に出席しました。

本日は「原発は安い?再エネは高い?~電力コストの情報公開~」をテーマに、龍谷大学の大島堅一教授やISEPの飯田哲也所長、経済産業省等からお話を伺い、意見交換を行いました。

経済産業省は相変わらず原発コストは太陽光発電等の再エネコストよりも半分以下との試算を出していますが、この原発コストには規制強化後の資本費(建設費)は加味されていないばかりか、原発事故のコスト、廃炉の費用、再処理の費用、放射性廃棄物処分の費用等は全く明らかにされておらず、適正なコストか否か全くわかりません。

また再エネコストも、技術革新によって世界ではどんどん下がっており、太陽光発電コストは、2010年の36セント(約39円)が、2017年には10セントに下がっていますが、我が国は電力会社の送電コスト等が割高でそこまで下がっていません。

要は、政府が「原発から再エネへのシフトを本気でやる気があるのか」にかかっており、残念ながら、今の政府では「その気は全くない」と言わざるを得ません。

こうした問題を国民の皆さまに広く明らかにしていくためにも、一日も早く「原発ゼロ基本法案」の国会審議を実現しなければなりません。